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豊臣秀吉は、トップに立ってもビビらなかった

2018.02.07(20:41) 1971

現代日本の理想的なリーダー像として、豊臣秀吉の英雄的素質を渡部昇一先生の『指導力の研究』を参考に紹介してきました。

前回までに秀吉の英雄的素質を3つ挙げました。ほかにもいくつかあるのですが、紹介するのはあと一つだけにします。

それは、「トップに立ってもビビらない」です。

渡部昇一先生は、「人には、上に主人がいたほうが仕事ができる人と、主人がいなくなるとさらに大きく成長する人という二つのタイプがある」と書かれています。

そして、滝川将監や佐々成政は前者で、豊臣秀吉は典型的な後者のタイプだと渡部先生は書かれています。徳川家康も後者のタイプですね。

秀吉は信長いなくなってからも、どんどんと成長しています。しかし、信長の他の武将は秀吉のようにはいかなかったのですね。その実力の差が、信長死後の天下取りの差になったようです。

この話は、企業経営で言うと、専務まではできるけど、社長になるとうまくいかない人が前者になりますね。

また、こうした単純なことではなく、企業の規模が大きくなってもトップとしてビビらないというのも当てはまると思います。

会社が小さなときだと経営トップが務まるけれども、規模が10倍、20倍になると務まらないという人もいるでしょう。ですから、組織内のトップだけではなく、組織の規模が大きくなってもビビらないということもリーダーの要件として大事なことだと思います。


さて、渡部昇一先生は、秀吉の英雄的素質について述べられた最後に、次のようにまとめを書かれています。

英雄的素質は今日のような、いわばペーパーテスト社会ではどうしても萎縮してしまう。人間はある素質を強調すると、どうしてもそれと矛盾する他の素質は萎縮してしまうらしい。そして、ペーパーテストと、怖れを知らぬ火の玉精神などというものは、どうしても相当矛盾せざるを得ない。


ペーパーテストというのは、少し古い表現かもしれません。筆記試験をかいくぐってきたエリートでは、なかなか英雄的素質は育たないということを渡部昇一先生は、おっしゃりたかったようです。

会社でも、その他組織でも、学歴が良い人ばかり集めても、創造的な組織にはならないでしょうし、官僚的になって発展しないでしょう。

学生に勉強するなとは言いませんが、勉強が嫌いな人には勉強以外に好きなことを伸び伸びとさせてあげる方が本人にとっても、世の中にとってもプラスではないでしょうか。

以上で、今回の連載は終了します。ありがとうございました。


<了>



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