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渡部昇一先生ゼミでの脚韻のお話

2017.12.04(23:16) 1927

上智大学の大学院で渡部昇一先生の授業を受けていた時のことです。渡部昇一先生が、英語の詩の脚韻(きゃくいん)についてお話をされました。ちなみに、脚韻とは行の最後の音を同じにし、聞いた人に余韻を残す方法のことです。

現存する最も古い「古英語の時代」に『ベオウルフ』(8世紀から9世紀?)という叙事詩があります。そこで脚韻は使われていました。

渡部昇一先生は、その脚韻の心地良さが自分には分からないとおっしゃっていました。

「僕は耳が悪いのか、心地良い余韻が分からないですね。彼ら(英語圏の人)は、それが心地良いんでしょうね。ロックでも使われていますからねぇ。」という意味のことを渡部昇一先生はおっしゃっていましたね。

そこで、私はザ・ビートルズの詩をコピーしてゼミで皆さんに配りました。
渡部先生は詩をご覧になり、「やっぱりきちんと韻を踏んでいますね。でも、僕の耳には(心地良さが)残らない。」とつぶやかれました。

当時はザ・ビートルズの曲をゼミで紹介しましたが、今だったらイーグルスの『ホテルカリフォルニア』を紹介しますね。

『Hotel California』でも、全編に脚韻が使われています。たぶん、日本人であっても、脚韻が心地良く聴こえる曲だと思います。

ここでは、有名なワインのくだりを挙げておきます。

So I called up the Captain
“Please bring me my wine”

He said, “We haven’t had that spirit here
Since nineteen sixty-nine”


【訳】
さて、私はボーイ長を呼んで頼んだ
「ワインを持ってきてくれ。」
彼は言った
「ここでは、その酒(もう一つの意味で「魂」)は1969年以来置いていないんです。」


ここでは、wineと nineで韻を踏んでいます。

spirit(スピリッツ。魂。別の意味で蒸留酒)は、蒸留酒のことなのでワインは入りません(笑)。
蒸留酒は、焼酎、ウィスキーやウォッカですよね。

でも、ウィスキーやウォッカでは、nineと韻を踏めないのでwineにしているのでしょう。

さて、『Hotel California』に触れましたので、次回はその詩について感想を書きたいと思います。




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